コンサルファームから独立する前に準備しておくこと(半年前からのチェックリスト)
コンサルファームから独立して初月から案件に参画するには、退職の半年前から準備を始めるのが目安です。BizPartner(みらいソリューション株式会社)では、登録から参画まで最短2日、平均2〜4週間かかります。退職日が決まってから動き出すと、最初の1か月が空白になりやすいため、本記事では時期ごとにやっておくことを整理します。
独立の半年前には何をすればよいですか?
半年前にやることは「自分が何を売るのか」を決めることです。ファームでは案件がアサインされますが、独立後は自分で案件を選び、企業面談で選ばれる必要があります。まず、これまで参画したプロジェクトをすべて書き出し、業界・テーマ・役割・期間を一覧にします。そのうえで、次の3つの観点で強みを絞り込みます。
| 観点 | 確認すること |
|---|---|
| テーマ | PMO、業務改革、ERP導入、データ活用など、繰り返し担当したテーマは何か |
| 業界 | 金融・製造・公共など、業界特有の業務や用語を説明できる業界はどこか |
| 役割 | 推進役・リード・資料作成担当など、現場で期待されていた役割は何か |
3つの観点のうち2つ以上が重なる領域が、独立後に最も面談を通過しやすい領域です。
3か月前には何をすればよいですか?
3か月前には職務経歴書を案件単位で書き直し、希望条件を数字で決めます。希望条件は次の4点です。
- 希望する稼働率(100%か、80%・50%などの部分稼働か)
- 月額単価の希望と、これを下回るなら受けないという下限
- 勤務形態(フルリモート・一部リモート・常駐のどこまで許容するか)
- 稼働を開始できる日付
この段階でエージェントに登録し、オンライン面談で市場の反応を聞いておくと、希望条件が現実的かどうかを早めに確認できます。登録したからといって、すぐに案件を決める必要はありません。
1か月前には何をすればよいですか?
1か月前には、開始日を日付で確定させ、企業面談を受けられる状態にします。2026年11月4日時点で当社が公開している案件140件のうち、開始時期が「即日」「随時」の案件は49件、「2026年11月」開始の案件は47件でした。開始が近い案件ほど、開始日を日付で言えるかどうかが選考に影響します。「現職の引き継ぎが終わり次第」ではなく「12月1日から」と伝えられるようにしておきます。
あわせて、業務用のPC、メールアドレス、請求書を発行する仕組みなど、個人で仕事を受けるための環境を整えます。税金や社会保険の手続きは個別の事情で変わるため、税理士や公的窓口で確認してください。
準備不足で起きやすいことは何ですか?
よくあるのは、次の3つです。
| 起きやすいこと | 原因 | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 最初の1〜2か月が空白になる | 退職後に登録を始めた | 3か月前には登録し、面談を受けておく |
| 希望と違う案件を受けてしまう | 下限条件を決めていなかった | 単価・稼働率・勤務形態の下限を先に決める |
| 面談で強みが伝わらない | 経歴書が在籍企業の羅列になっている | プロジェクト単位で役割と成果を書く |
在職中にエージェントに登録しても問題ありませんか?
在職中の登録は一般的です。登録やオンライン面談の段階では、現職の業務に影響はありません。企業面談に進むのは、開始日の見通しが立ってからで十分です。在職中に登録しておくと、自分の経歴がどのテーマ・どの役割の案件で評価されるのか、どの条件なら案件の選択肢が多いのかを、退職前に知ることができます。退職のスケジュールを決める材料にもなります。
まとめ
独立の準備は、半年前に強みを絞り、3か月前に経歴書と希望条件を固め、1か月前に開始日を確定させる順番で進めると、初月から参画しやすくなります。公開中の案件一覧で求められている経験を確認し、準備が整った段階で登録いただければ、担当者が希望条件のすり合わせからお手伝いします。
最終更新: 2026/11/04