生成AI・データ活用のフリーランス案件の単価相場(2026年11月)
2026年11月時点の当社公開案件では、生成AI・データ活用領域の案件は17件あり、単価が公開されている14件の上限額の中央値は月145万円(100%稼働時の受取額の目安)でした。幅は50〜290万円と全領域で最も広く、AI戦略のアドバイザーから活用定着の支援まで、同じ「AI案件」でも役割がまったく異なります。本記事は、BizPartner(みらいソリューション株式会社)の公開案件から、役割別の単価と案件の傾向を整理します。
生成AI・データ活用の単価は役割でどう変わりますか?
当社公開案件を役割で分けると、次のような目安になります。
| 役割 | 主な案件の例 | 単価の目安(100%稼働) |
|---|---|---|
| 活用定着の支援 | 生成AIツールの社内活用推進、利用者向けの伴走 | 50〜70万円 |
| AIを組み込む開発 | AI機能を持つ業務アプリ・検索機能・AIエージェントの開発 | 65〜125万円 |
| 導入推進・PMO | BI・分析基盤の移行PMO、AI基盤の導入推進、AX推進 | 115〜155万円 |
| アーキテクト・リード | AI活用型開発の技術リード、開発手法の浸透リード | 135〜170万円 |
| ガバナンス・分析の専門家 | AIエージェントの統制ルール整備、データアナリスト | 170〜210万円 |
| AI戦略アドバイザー兼PM | 業務変革のAI戦略・技術評価 | 270〜290万円 |
上限が150万円以上の案件は14件中6件でした。
単価が高い案件では何が求められますか?
上限290万円のAI戦略アドバイザーの案件では、経営層と戦略・技術を対等に議論できる専門性と、国内外の技術動向・活用事例の知見が必須でした。AIエージェントの統制ルール整備(190〜210万円)では、AI/データガバナンスや開発者向けガイドラインの策定経験が条件です。
いずれも「AIツールを使える」ことではなく、AIを使う組織のルールや戦略を決める立場の経験が問われています。ツールの操作経験だけの場合、活用定着の支援(50〜70万円)が中心の単価帯になります。
リモートや稼働率の傾向は?
17件のうち常駐が10件、一部リモートが7件で、フルリモートはありませんでした。AI導入は業務部門へのヒアリングや定着支援が中心になるため、顧客先での作業が多くなります。
稼働率は100%が11件、50〜100%で相談できる募集が2件、稼働率を相談時に案内する募集が4件でした。50〜100%の2件はAI戦略アドバイザーと統制ルール整備で、専門性の高い役割ほど部分稼働の余地がある傾向です。
開始時期は?
開始時期は、即日〜が5件、2026年11月〜が7件、2026年12月以降が3件、相談時に案内が2件でした。他の領域と比べて11月開始の案件が多く、年内に体制を作りたい依頼が集中しています。
データ活用の案件はどのくらいありますか?
17件のうち5件は、BIダッシュボードの構築やBIツールの移行、データ分析基盤、データベース構築、データアナリストといったデータ活用の案件です。特定のBIツールやクラウドのデータベースでの経験を条件にする募集が多く、ツール経験の有無で応募できる案件が変わります。
経歴書では何を伝えるとよいですか?
生成AIの案件は新しい領域のため、経験の長さより「何を導入し、業務がどう変わったか」が見られます。使ったツールやモデルの種類、対象業務、利用者数、定着のために行った施策を案件ごとに書いておくと、企業側が担える範囲を判断しやすくなります。社内での検証段階の取り組みでも、目的と結果を具体的に書けば評価の材料になります。
まとめ
生成AI・データ活用の案件は、2026年11月時点の当社公開案件で17件、上限額の中央値145万円、幅50〜290万円でした。単価はAIを「使う」側か、AIの使い方を「決める」側かで大きく変わります。生成AI・データ活用の案件一覧と単価150万円以上の案件で最新の募集を確認でき、無料登録いただくと非公開の案件も含めてご紹介します。
最終更新: 2026/11/04