ERP(基幹システム)のフリーランスコンサル案件の単価相場(2026年11月)
2026年11月時点の当社公開案件では、ERP(基幹システム)領域は14件あり、単価が公開されている12件の上限額の中央値は月150万円(100%稼働時の受取額の目安)でした。幅は60〜230万円と広く、同じERP案件でも「どのフェーズで、どの役割か」で3倍以上の差が出ます。本記事は、BizPartner(みらいソリューション株式会社)の公開案件をもとに、役割別の単価の目安と案件の傾向を整理したものです。
ERP案件の単価は役割でどう変わりますか?
ERP案件の単価は、担当する業務領域よりも「担う役割」で決まる傾向があります。アドオン開発の担当者と、構想策定や会計領域のチームリードでは、上限額が倍以上離れています。以下は2026年11月時点の当社公開案件から整理した目安です。
| 役割 | 主な案件の例 | 月額単価の目安(100%稼働) |
|---|---|---|
| 開発エンジニア | 業務領域ごとのアドオン開発(詳細設計〜単体テスト) | 60〜80万円 |
| 導入コンサルタント | 人事・会計・生産・販売などの要件定義、拠点展開 | 65〜145万円 |
| 技術スペシャリスト | ERPの開発基盤やデータ基盤での追加機能開発 | 135〜155万円 |
| 構想策定のチームリード | 会計・生産・販売購買・経営管理・アーキテクチャの各領域 | 125〜170万円 |
| 会計領域のリード | 大規模体制での会計チーム統括とベンダー管理 | 210〜230万円 |
上限が200万円を超えたのは、数十〜100名規模のプロジェクトでチームリードとベンダー管理を担う案件でした。単価が150万円以上の案件は12件中6件です。
リモートや稼働率の傾向はどうですか?
14件のうち一部リモートが7件、常駐が7件で、フルリモートはありませんでした。ERP案件は業務部門との要件調整やテストで顧客先に集まる場面が多く、「基本リモート、要件定義の山場は出社」という形が中心です。
稼働率は100%が13件(うち1件は100%を下回る稼働も相談可)で、部分稼働は構想策定フェーズのチームリード(40%)の1件でした。ERP案件で週2〜3日の稼働を希望する場合は、構想策定やアドバイザリーのように成果物単位で動ける役割を狙うのが現実的です。
開始時期はいつが多いですか?
開始時期は、即日〜が3件、2026年11月〜が4件、2026年12月以降が6件、時期は相談が1件でした。ERP導入の構想策定案件が2026年12月〜2027年1月に立ち上がるため、年明けに向けた募集が増えています。現案件の終了が12月末の方は、11月中に面談を進めると間に合いやすい時期です。
単価が上がる経験は何ですか?
当社公開案件の必須条件を見ると、単価の高い案件には次の3つが共通しています。
- 要件定義から本番稼働後のサポートまでの一連の経験(拠点展開・導入案件の必須条件に多い)
- チームリードとベンダー管理の経験(会計リード・構想策定リードの必須条件)
- 会計基準の知見(複数の会計基準への対応、収益認識、会計制度の改正対応)
特に会計基準の知見は、ERPの操作経験だけでは代替できないため、単価差が出やすい要素です。
経歴書では何を伝えるとよいですか?
ERP案件では、担当した業務領域、関わったフェーズ(構想策定、要件定義、設計、テスト、移行、稼働後支援)、プロジェクトの規模とチーム内の役割を案件ごとに書くと、企業側が判断しやすくなります。新規導入か、旧バージョンからの移行か、拠点展開かといった区別も明記しておくと、条件に合う案件とのマッチングが早くなります。
まとめ
ERP(基幹システム)案件の単価は、2026年11月時点の当社公開案件で中央値150万円、幅60〜230万円です。開発担当から会計リードまで役割で大きく変わるため、自分の経験がどの役割に当てはまるかを整理してから案件を選ぶと、単価交渉の材料になります。ERP領域の案件で最新の募集を確認でき、単価150万円以上の案件も条件別に探せます。無料登録いただくと、公開していない案件も含めてご紹介します。
最終更新: 2026/11/04